それわた

それがわたしにとってなんだというのでしょう、な雲吐き女のつれづれ

girl powerの齟齬

例えば、アフリカの女の子は、学校になんか行けなくて、身売りされたり、ものすごく若いうちに一度も会ったことのないひとのところへお嫁に出されたりすると聞く。

大体の人間の性別は生まれた時に決まっていて(genderでなくsexの話)、それで男と女に分けられて(sexでなくgenderの話)、それで人生の行く道に、こっちだよってソシャゲのチュートリアルの矢印みたいなものが見えるようになる。

わたしには女の体が与えられて、上物もたぶん世間で言うと女の範疇に分けられてる「ハードもソフトも女」という人間なわけなんですけど、だからこそ、なんでこんなに、生きてるだけで踏みにじられたり、理不尽な目に遭わなきゃいけないの?という怒りに満ち満ちた人生を送っている。

わたしの両親は、わたしが木登りをしようがどれみちゃんより戦隊ヒーローを好もうが何も邪魔せず、ただ見守っててくれた善いひとたちなので、そういった葛藤はなかったものの、社会に出て揉まれてみると女めちゃくちゃ弊害がありますね。

 

ソシャゲのチュートリアルで、画面全体が暗くなって、黄色い矢印がぴかぴか光りやがって次に進む道を指し示して、それを選ぶとボーナスがもらえる、みたいなシステムが大っ嫌いです。ボタン押したひとも、押さなかったひとも、とりあえずボーナスもらうのじゃダメですか。