それわた

それがわたしにとってなんだというのでしょう、な雲吐き女のつれづれ

用法容量を守って正しくお使いください

 たくさん食べたらいけない食べ物ってあるじゃないですか。栄養もあるし、おいしい食べ物だけど食べすぎるとお腹こわすみたいな。ちょっと今ほうれん草しか出てこないんですけど。

 あと、小さいころ、お母さんに「チョコレートいっぱい食べると鼻血出るよ」って注意されたじゃないですか。あれです。あれなんです。

 前のエントリで、「生まれて初めて好きなひとができた(ある意味二次元的な)」と書いたわけですが、約1年経った今も絶賛片思い継続中でございます。まあ永遠に片思いなんですけどさ。

 そこで、気づいたことがあります。わたし、ラブの過剰摂取を恐れている。

 お顔、好きです。声、好きです。ライブも、イベントレポートも、連載も。売れている芸能人さまで、芸歴も長くていらっしゃいますから、ありがたいことにこの世には北村匠海さまがあふれまくっています。なんてステキな世の中に生まれたことでしょうか。

 キンプリさまとテレビドラマで準主役張ったり、映画の主演なんかもバンバン公開されて、おまけに声のお仕事までこなされているので、いわゆる「ヲタ活」というものをし放題です。

 番宣のバラエティ番組や、雑誌なんかは片っ端からコレクションしているのですが、わたし、これを全然観られない。20分くらいは耐えられるのですが、それ以上じっと見つめ続けることができない。「これ以上接種したら死ぬ!」と思って体が拒絶しているんだと思います。

 思い返せば、チョコレートがすきで、バレンタインの催事場でたくさん買うけど、もったいなくて食べられなくて必ず賞味期限が過ぎて捨てていました。

 おんなじことで、彼も過剰摂取したら死に至る毒なんです。「自分は幸福に浸ってはいけない」という、無意識のリミッターを感じます。もったいなくて、身に余る幸せで、お金を使えることだけでもう十分。どこかでそう考えているような気がします。

 幸せになりたい、なってもいいと思いたい2020。もしどろどろの幸福に融かされたら、わたしはどうなってしまうのでしょうか。