それわた

それがわたしにとってなんだというのでしょう、な雲吐き女のつれづれ

卒論と学生

 わたしは今年、大学を卒業する。思えば慌ただしい4年間だった。それについては後悔はないが、勉強する時間が少なかったなとは思う。わたしが入学した学部は実学と呼ばれるような分野からはかなり離れたようなことばっかりやるところだったので、卒業してしまったらもののけ姫だの進撃の巨人だのについて勉強するような時間は取れないだろう。機会もないだろうし。

 さて、卒業するにはわたしも大多数の学生と同じく「卒業論文」とやらを書かねばならない。わたしなんかレポートとかてきとうに済ましてごまかしてばっかりだったので、これに今かなりひーはーしている。今日は進捗を生み出せたなと思って字数確認しても2000字とかザラすぎて文字数に達するのかすら怪しい。数カ月ぶりにはてぶろ書いてる場合じゃねえ。

 でね、思うんですよ。「全国にたくさんいる大学生の中で、『これが俺の大学4年間の集大成だ!!』って思える卒業論文を書くひとはどれだけおるのや?」と。いや、わたしの周りにひーはーしてるひとしかいないだけで、全国の大学生はもっとちゃんと学業を修めるべく筆を走らせているんやで!ってことかもしれない、本当は。でも、一応みんながむしゃらに勉強してきて入った大学でこれですよ。入学して、みんなに馴染んで、どっかサークルに入って、就活して~~~たら4年の秋になってんすよ。まじかよ。

 わたし、もっといろんなこと知りたかったなあ。こんな、消しかすみたいな自分の知識振り絞って真面目な顔してくさった論文提出するくらいなら、この紙はやぎに食べさせたいし、この時間でもっと本読みたい。とりあえず買って数週間経った深爪式読みたい。それなら先生に苦い顔させることもないし、わたしは残り少ない時間でもっとモラトリアムな時間を過ごせる。まあ、そういうもんなんだろうな、とは思うけどさ。あーあ、少しでも進めなきゃな。